司法制度改革の開始から10余年、SLAPP、高額訴訟、虚偽の事実を前提とした裁判の多発、背景に訴訟のビジネス化
2001年6月、司法制度審議会が提出した意見書に基づいて、司法制度改革が始まった。小泉内閣に司法制度改革推進本部が設置された。イニシアチブを取ったのは、次の国会議員である。
本部長:小泉純一郎(内閣総理大臣)
副本部長:福田康夫(内閣官房長官)、森山眞弓(法務大臣)、
本部長補佐:安倍晋三(内閣官房副長官)、上野公成本部長補佐(内閣官房副長官)
人事構成を見れば分かるように、司法制度改革は自民党のメンバーを中心に押し進められてきたのだ。