2026年07月23日 (木曜日)

報道の自由はどうなっているのか?

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

インターネットに接続すると、数秒のうちにアルゴリズムが「完成された現実」を届ける。ある人には「国を救う大統領」が映り、別の人には「制度を壊す独裁者」が映る。同じニュースから、正反対の二つの「真実」が生まれる。

21世紀のグローバル化した世界では、報道の自由は検閲や雇われた殺し屋だけでなく、経済的・技術的な力にも脅かされ、人々の認識は操作されている。

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2026年07月22日 (水曜日)

しばき隊の弁護士が共産党の演説会に登壇、

7月2日に、『しんぶん赤旗』で、暴力的なカウンター運動との決別を発表したばかりの日本共産党の演説会に、なんとしばき隊の弁護士、神原元氏が登場した。添付した写真は、X上の画像のスクリンショットである。わけが分からないというのがわたしの実感だ。ようやく選挙の投票先を共産党へ戻せると思っていた矢先なので残念だ。

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2026年07月22日 (水曜日)

ドイツが計画する8,000億ユーロ規模の再軍備を進める要因とは何か

日本で急速に進む軍事大国化の流れは、ウクライナをめぐる紛争を媒体として、ヨーロッパでも起きている。次のアナリシスは、かつての日本の同盟国ドイツの動きに焦点を当てたものである。

執筆者:アンドリュー・コリブコ

イデオロギー上の動機、経済的利益、そして個人的な利害が、支配層であるリベラル系の支配層による重大な決定の背景にある。この決定によって、ドイツはロシアによって、アメリカに代わる最大の脅威と見なされる存在になるとされている。

英紙フィナンシャル・タイムズは7月初め「ドイツ、歴史的な方針転換として再軍備のため8,000億ユーロを借り入れへと報じた。その背景には、アメリカが進める「NATO 3.0」という構想がある。この構想では、NATO加盟国であるヨーロッパ諸国に自国の安全保障についてより大きな責任を負わせようとしている。

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2026年07月21日 (火曜日)

「労働」の再建なしに、ベネズエラの再建は可能だろうか?

ベネズエラの政治を論じる場合、おおむけ次の4つの視点がある。①現政権を肯定する立場、②右派・自由主義の観点から批判する立場、③左派・社会主義の理念から批判する立場、④帝国主義には反対だが、現政権も支持しない。次のインタビュー記事に登場するCUTV(ベネズエラ統一労働者中央組織)のペドロ・エウッセは、③の立場である。

 

執筆者:ビクトル・M・ロドリゲス

6月24日の地震は、労働組合指導者のペドロ・エウッセ氏によれば、長年にわたり醸成されてきた現実を浮き彫りにした。それは、賃金の激減、大規模な移民、弱体化した労働組合、そして人道的・経済的・制度的な悲劇に直面しているこの国の再建を支えきれない労働市場の実態である。

長年にわたり、ベネズエラをめぐる議論は、経済の崩壊、政治危機、移民、そして制度の劣化を中心に展開されてきた。6月24日の地震後、ある問いが、はるかに厄介かつ戦略的な側面を帯び始めた。「労働力そのものが徐々に解体されてしまった今、一体誰が国を再建するのだろうか?」

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2026年07月20日 (月曜日)

ニカラグア革命47年 西側メディアは何を伝え、何を伝えないのか

ニカラグアは、7月19日に47回目の革命記念日を迎えた。1979年7月17日、40年にわたってニカラグアの政治・産業・軍部を私物化してきたソモサ独裁政権が崩壊し、その2日後の7月19日、FSLN(サンディニスタ民族解放戦線)が首都マナグアを制圧した。

この国については、西側メディアによって断続的にネガティブな情報が発信されてきたため、客観的な政情が見えにくくなっているのが実情である。西側報道のどこまでが事実で、どこからが事実とは異なるのかを検証する必要がある。

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2026年07月17日 (金曜日)

ニューヨークタイムズが「日本におけるロシア人のスパイ活動」を報じた真の狙いは

ニューヨーク・タイムズが報じた「日本におけるロシアのスパイ活動」を扱う記事は、日本国内でロシアへの警戒感を過度に高め、対ロシア強硬政策を正当化することが目的である。筆者は、その結果として、日本が情報機関の強化や軍備増強を進め、それに対抗してロシア・中国・北朝鮮の軍事協力が一層強化される可能性を指摘する。以下の論評から西側メディアが果たす負の役割も垣間見える。

 

執筆者:アンドリュー・コリブコ

その狙いは、日本社会と政府の双方に反ロシア的なスパイ・ヒステリー(スパイをめぐる過熱した危機感)を煽り、より強硬な対ロシア政策を正当化させることにある。その結果、トランプ2.0が日本を取り囲むように構築した新たな「緩衝地帯」の一翼を担い、この島国が北東アジアにおけるロシア封じ込めにおいて、より積極的な役割を果たすことになるのだ。

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2026年07月16日 (木曜日)

コロンビア――民主主義の強さが試される転換期

執筆者:ビクトル・M・ロドリゲス

政権交代そのもの以上に、本当の課題は、政治的な分断や急進化、そして制度への不信感によって、民主的な政権交代が新たな対立の連鎖へと変わってしまうのを防ぐことである。政治学者ルイス・フェルナンド・トレホス氏は、コロンビアだけでなく、ラテンアメリカ全体にもこの問いを投げかける政情を分析している。

【黒薮注】ルイス・フェルナンド・トレホス(Luis Fernando Trejos Rosero)は、コロンビアの政治学者・国際関係論研究者。武装勢力、組織犯罪、治安、平和構築、民主主義の研究で知られる。

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2026年07月15日 (水曜日)

ブダノフ氏、民族的に純粋な国家を目指すウクライナ民族主義者の幻想を打ち砕く

執筆者:アンドリュー・コリブコ

皮肉なことに、彼らが実際に築き上げたのは「ファシストの理想郷」ではなく、リベラルな暗黒社会だった。

「ウクライナ民族主義者組織(OUN)」と、その武装部門である「ウクライナ蜂起軍(UPA)」は、民族的に純粋な国家を目指してポーランド人などを大量虐殺した組織であり、「マイダン」後のウクライナの建国の父と位置づけられている。

【黒薮注】マイダン:本来はキエフの独立広場を指すが、現在では一般に2013~2014年にウクライナで起きた大規模な反政府運動を意味する。

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2026年07月13日 (月曜日)

ベネズエラ、人道危機に直面——マドゥロ裁判と再び先送りされる移行

道的緊急事態、政府の対応をめぐる疑問、そしてニコラス・マドゥロに対する司法手続きの進展によって、新たな状況が形作られている。そこでは、物的・制度的・政治的な復興は切り離せないもののように見えている。

ベネズエラを襲った地震は、多くの犠牲者や避難を余儀なくされた家族を生み、都市をコンクリートの瓦礫の山へと変えただけではなかった。また、この国が長年抱えてきた問いにも改めて光を当てることになった。国家はこれほど大規模な緊急事態に対応する準備がどれほどできていたのか。災害はどの程度まで防げた可能性があったのか。そして、災害以前の政治的・行政的・技術的な方針について、誰が責任を負うのか。

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2026年07月10日 (金曜日)

米国からアジアへ、多額のNEDメディア向け資金、日本ファクトチェックセンター(JFC)は、GoogleやMetaから

全米民主主義基金(NED)が2025年度にアジア地域を対象として交付した助成金の総額が明らかになった。NEDのウェブサイトによると、助成金の総額は530万ドル(約8億4,800万円)だった。助成を受けたのは、メディアや市民団体である。

これらの資金は、NEDの支援対象となるメディアや団体の活動に充てられてきた。「草の根ファシズム」の資金源である。2025年度の報告書(NEDウェブサイト)では、中国について次のように評価している。その内容は、西側メディアで広く報じられている論調と概ね一致している。

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2026年07月09日 (木曜日)

【お知らせ】自著3冊を割引販売-執筆後の判明した事実と訂正を添えて

自著の在庫整理の目的で、次の三点を割引販売します。『崩壊する新聞』、『あぶない!あなたのそばの携帯基地局』、『名医の追放』の3点です。価格は、送料込みでいずれも1000円です。以下、それぞれの本の概要です。

『崩壊する新聞』(花伝社、2007年)

この本では、「押し紙」問題のほか、日本新聞協会と日本新聞販売協会が協働して取り組んだ新聞の再販制度を守る運動を通じて、政界と新聞業界の癒着がどのように進行したかを詳しく記録しています。

ただし、「押し紙」については、現在の知見から見ると、この本の解釈には一部修正すべき点があります。

執筆当時は、「押し紙」が販売店に直接的な損害を与えているとの見解を持っていました。しかし、その後の取材により、新たな事実が判明しました。

現在では、「押し紙」による損害は、原則として新聞社が販売店に支払う補助金などによって相殺されており、販売店が損害を受けるのは、新聞社が補助金を意図的に削減した場合に限られると考えるほうが、より実態に即しています。

つまり、新聞社は販売店に「押し紙」を買い取るための資金を提供し、その結果としてABC部数をかさ上げし、不正な広告収入を得る構図になっています。

『崩壊する新聞』は、この点に関する記述に誤りがありますが、それ以外の内容については、裏付けに基づいた正確な記述です。

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2026年07月08日 (水曜日)

ポーランド、ウクライナがもたらす地政学的課題をようやく認識

執筆者:アンドリュー・コリブコ

ポーランドを代表する保守系新聞『Rzeczpospolita』が、ウクライナとの地政学的競争を取り上げた。

ポーランド人ジャーナリストのマレク・クタルバは、「ヴォロディミル・ゼレンスキーは欧州の政治舞台でドナルド・トゥスクの立場に取って代わろうとしている」と題する記事を執筆した。

【黒薮注】ドナルド・トゥスク:Donald Tusk(ドナルド・トゥスク)は、ポーランドの首。欧州統合を重視する中道・リベラル派の代表的政治家。

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